昨年から話題になり始め、今注目されているのが東大の秋入学への全面移行です。
現在の大学入試制度は国立大学の場合、
1月にセンター試験、2月に2次試験、3月に合格発表、4月入学という流れです。
これが秋入学になると、入試自体はそのままで9月入学となります。
海外の大学は軒並み9月入学なのでこれもグローバル化の一つなのでしょう。
自分自身も振り返ってみると、合格発表後すぐに
下宿を探して引越、健康診断や入学ガイダンス
と次々と訪れるイベントをこなすだけで精一杯で、
自分の時間を過ごす余裕もありませんでした。
そういった意味でこの数ヶ月の持つ意味はかなりあるのではないかと勝手に想像しています。
アルバイトをしてお金を稼ぐ、運転免許を取る、旅行をする、
受験勉強から離れた勉強をする、またボランティア活動などに参加するのもいいですね。
ちょっと一息、少しブランクがあることで、幅広い活動ができることが予想され、
高校生と大学生の間の有意義な時間になりそうな気がします。自主性が磨かれるような気もします。
大学を能動的に学ぶ場所ですから、
この自分磨きは大学生活を充実したものにするには重要だと思います。
大学生の(特に京大生はありましたが)五月病(GW後大学を休みがちになってしまう)
なんていうのもなくなるのでしょうね。(笑)
まだまだ議論の余地はありますが、早くて5年後をめどに導入予定だそうです。
京都大、大阪大も検討に入るそうなので、興味深く見守りたいと思います。
10年前に秋入学が導入されていたらな~と想像をふくらませる今日この頃でした。
美濃岡