11月のTOEICテストを終えて

 全体的な話をすると、時間的には大変厳しいものでした。時間が厳しいということはListeningには関係ありませんので、Readingについてということになります。

 

 まずListeningですが、Part1の難問は姿を消しておりますので、Part1に頻出する表現を頭の中にどれだけストックできているかが勝負です。Texさんの金のフレーズが大活躍(もちろん全パートにおいて威力を発揮します)するのがPart1です。Part2では、序盤から聞き取りにくいものが登場しますので、気持ちの切り換えが大切です。前問を引きずらないことがこのPart2の最も重要な戦術の一つです。また、授業でお話していますように、疑問詞疑問文の最初の疑問詞の聞き取りはホントに重要です。会話の最初は最大限の注意力を持って聞きましょう。Part3, Part4については特筆すべきことは何もありません。従来通り標準的な出題です。

 

 続いてReadingに入ります。Part5については、語彙問題でやや難しめの問題があり、Part6については時制問題でやや答えにくいものがありましたが、標準的な出題でしたので、毎回のように、この両パートをいかに速く解くかがキーになります。Part6は比較的短めの文章ですから、最初から読んで答える方針でいきましょう。そして、遅くとも14:15にはPart7に入らなければなりません。Part7ですが、長文化傾向は終わりつつあるものの、本文をしっかり「読ませる」設問が多いのが特徴的でした。シングルパッセージの最後の問題、ダブルパッセージの最後の問題ではその特徴が顕著で、上級者でも時間がかかる設問が散見されました。得点すべき問題を確実に得点することがPart7の効果的な得点方法です。難問も易しい問題も点数は同じです。

 

 次は12月、今年の最後の試験です。残り時間は短いですが、TOEICモードに入り、目標スコア達成に向けて全力で取り組みましょう。

 

 

吉村、美濃岡