いよいよ、センター試験!

今週末にセンター試験が行われます。最近では私立大学専願の受験生でも受験する場合が多くなり、推薦入試などで合格が決定している生徒を除き、ほとんどの受験生が受験します。

 

多くの受験生がセンター試験での得点率によって受験する大学を決定します。試験結果が公表されるのは4月です。各受験生は問題文にメモした答えを自己採点して、大手予備校が発表するボーダーラインなどのデータと照らし合わせます。ここでマークミスをしていると、自分の自己採点結果と実際の得点が異なっている場合があります。細心の注意力を持ってマークしなければなりません。

 

国公立大学の合否はセンター試験の得点と2次試験の得点の合計によって、合否が決まります。大学によってセンター試験の得点を圧縮(900点→650点など)したり、そのまま反映させたりと様々です。

 

このセンター試験の結果が大学の合否を決定するといっても過言ではありません。センター試験がダメでも、2次試験の挽回があるじゃないか、と思ってしまいますが、そういった逆転は多くありません。実際、合格者を上から順に並べた場合、センター試験の得点率順であることが多いのです。特に現役生の場合は2次試験で浪人生に勝つことは簡単なことではありません。2次試験の得点比率が高い一部の大学を除いて、センター試験で高得点を取ることが不可欠です。

 

センター試験は標準的な問題で構成され、いわゆる難問が出題されることはありません。にもかかわらず、なぜ平均点が約6割なのでしょうか?

 

 

それは時間制限があるからです。

 

英語、数学、国語、特に数学は時間との戦いです。時間内にいかに正確に速く解くかが勝負です。ちょっとしたミスが命取りになります。本番の試験という緊張している中で、平常心で細心の注意力を持って解かなければなりません。

 

普段の模試で9割以上得点している受験生でもmoderationを「現代」(正しくは「適度」。moderateの名詞形)と見間違えてしまったり、数学においては2+√3とするところを、あせって3+√2としたり、あるいは解答用紙には②と書いてあるのに③と転記ミスをしたり、本番は模試以上に何が起こるのか分かりません。

 

 

最後に、受験生のみなさんへ

 

とにかく、必要に以上にあせるのではなく、深呼吸して、全体を見渡してからスタートしましょう。これだけやったんだから、大丈夫だ!と根拠がなくとも自信をもつことが大切です。そして、目の前の問題に集中することです。何点取れるかな?、今年はダメかな~?と思ったところで、何も変わりません。ある程度の緊張感を持って、落ち着いて最後の最後まであきらめないことです。1点でも多く取る努力をした者が受験の勝者です。