4月期を終えて~大学受験コース

新学期が始まり、慌ただしい日々が過ぎ、ようやく一息ついた方も多いのではないでしょうか?

 

当教室でも4月期の授業を終え、今月の振り返りを行いつつ、5月に向けて気を引き締めて最スタートを切ろうとしているところです。

 

大学受験コースでは4月期は基礎を徹底しました。

 

英語については、現役生、高卒生を問わず、システム英単語を繰り返します。日曜日は単語テストの日と位置づけ、毎週それぞれの目標に合わせてテストを行います。第1章~第3章(1-1685)+第5章までマスターした人もいれば、第1章(1-600)に絞って暗記に励んだ人もいます。

 

美濃岡先生が受験生には何度も言っていますが、システム英単語1-1200を、4月の段階である程度覚えられていなければ国公立大を受験する資格がありません。それくらい単語力は重要です。

 

GW期間中も単語を徹底しますが、繰り返しする以外に方法はありません。毎日毎日真剣に取り組んでいきましょう。

 

また、国公立・私大総合英語クラスでは、音読を徹底しました。4月期は細かい文法事項は行わず、長文の中で単語を覚え、英語を英語のまま英文のイメージをつかむ練習をしました。

 

300words程度の英文を1日100回、1週間で600回繰り返した受験生がいます。毎日4時間の音読です。そのおかげで英語が瞬時に日本語に置き換えられるようになりました(確認テストは満点)。もちろん、これと同じことを誰もができるわけではありませんが、毎日英語を聴いて、声に出すことが最も効果的な英語学習法であり、英語が苦手な人には特にやってほしいことです。 ちなみに、このことによってその受験生の何が変わったかというと、積極性が身につきました。今まで全く手がつかなかった初見の英文に対して、取り組もうとする姿勢が見られるようになりました。小さな成功体験がきっかけとなり、成長していく典型例です。

 

数学では、理系受験生は青チャート(ⅠAⅡBⅢC)を毎日基本例題と重要例題の約20~30題を3~4時間かけて行っています(5月中旬にⅠAⅡB終了予定)。基本例題の計算は腕立て、腹筋のような基礎体力をつけることに似ているところがあります。きつくて心が折れそうになることもありますが、いつの間にか大きな力になっていることに気づくのです。入試問題のような応用問題を解くときには大きな武器となります。

 

受験生はどうしても難しいレベルのことから始めたくなります。ただ、自分のレベルに合ったところから始めないと結局何も身につかないまま時間だけ過ぎていくことになります。貴重な時間を実のあるものにするため、今何をすべきか十分に考えて学習に取り組んでもらいたいと思います。

 

特に現役生は本当に時間が限られていますので、1日1日できることを計画的に行っていきましょう。英語は英単語+音読で1時間、数学は問題集を3題~5題という風に決めて、確実にこなしてください。

 

この時期に基礎学力をしっかりつけておくことが、夏以降の飛躍につながります。